WildFly 27
WildFly 27 がリリースされた。
WildFly 27 では、JakartaEE 10 のみの対応となるので、今後は本格的に JakartaEE 10 の時代となりそう。
気になる JakartaEE 9.1 → 10 に伴う仕様の変更は、ざっくりいうと以下の図のような感じ。
CDI 関連が大幅変更。CDI Lite 4.0 (橙色)が新規に追加され、従来の CDI も 4.0 にアップデートされた。
ここらへんはわかりにくいところなので、『CDI と weld の関係』にまとめる予定。
他の仕様もかなりの部分がアップデート(青色)されている。
Servlet が 6.0 になっているのに恐怖を感じるが(笑)、そろそろ移行作業を開始しましょうかね。
GlassFish 7
GlassFish も JakartaEE 10 に対応した GlassFish 7 をリリースしている。
JakartaEE 10 環境、整ってきました。
ただし、
NOTE: The latest milestone version doesn’t provide Admin Console (GUI for administering the server). This will be fixed in the final version of GlassFish 7.
ということなので、現在配布されているバージョン(M8)はウェブアプリを GUI コンソール画面からデプロイすることはできない。
実際、起動後 loalhost:4848 にアクセスしても以下の画面から進まない。
どうしても使いたい場合は、github リポジトリからソースを取ってきて自力でビルドするしかないだろう。
ただし、ビルド産物は M7 で、これが本当に JakartaEE 10 に対応しているかどうかは不明。
Payara 6
Payara 6 はコミュニティ版も Jakarta EE 10 に対応しているらしい。
payara は気にはなっていたのだが、触ったのは今回が初めて。
しかし、GlassFish とまるっきり一緒だと思っていたのだが、コンソール画面も微妙にカスタマイズ入ってますね。
ブログの記事なども充実しており、乗り換えてもいいかも。
まとめ
JakartaEE 10 対応のアプリケーションサーバーも出揃ってきた。
特に payara に好印象を持った。
今回は、アプリケーションサーバーの紹介程度になってしまったので、JakartaEE 10 の仕様・使い方に関しては順次別記事にまとめていく予定。