Qt あれこれ

久方ぶりに Qt を触っているんだが、Qt 自体は進化している。

日本の Qt 事情

なのだが、日本の Qt 事情はお寒い。

まず、日本語で書かれたオリジナルの Qt 関係の本はほぼない。

唯一あるとすれば、これ↓。

まあ入門書でしょう。→ 括りとしては入門書なのでしょうが、細部に著者の Qt に対する洞察が散りばめられており、ここら辺は入門書の範疇を超えています。

レビューにもあるように

なお、表紙、裏表紙、背表紙すべてにあるロリ絵はやめて欲しいです。 恥ずかしい事この上ありません。 なぜ技術本にロリ絵を付けないといけないのかさっぱりわかりません。

ロリ絵というかアニメ絵というか。

頭のあたりに注目するとウマ娘意識してんのかな?と思わないでもない。

装丁は、まあ、賛否分かれるでしょう。

確かに Qt6 になって、Qt Creator の操作性はけっこう変わっている。

QML

一昔前の Qt GUI というと Qt Widget だったが、QML もかなり成長しているようだ。

この記事でも、将来は QML だろう、みたいなことが書かれている。

確かに、これはそうだよなあ。

Web アプリの作り方は、ほぼ大筋が固まっている。バックエンドとフロントエンド、UI とロジックの分離などなど。

このおかげで何をどうやって作成するのかという目標が持ちやすい。

おまけにブラウザの表現力は年々上がってきているし。

比較するのもアレだが Java の GUI 環境なんて今では陳腐に見える。

デスクトップもこの感覚で作りたい、というのは、当然の流れのように思える。

Qt5 → Qt6 何が変わったか?

vector の(内部的な)取り扱いが変わった。

上の本でも触れられているが、

#include <QCoreApplication>

int main(int argc, char *argv[])
{
    QCoreApplication a(argc, argv);

    QVector vector;
    vector << 1 << 2;
    qDebug() << vector;


    return a.exec();
}

を走らせると QVector(1, 2) ではなくて

QList(1, 2)

と表示される。
要するに Qt5 時代の List を Vector にした模様。

 

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