自作 DICOM Viewer

ネットで「バイブコーディングで DICOM Viewer を作る」というのが一瞬流行りかけたので、新記事作成。

なお、このムーブメントは、流行り「かけた」のであって、以降、定着したかというと現時点ではそこまでは言い切れない。
というのは、大半の人が「匂わせ」、つまりスクショを提示する程度に留まり、バイナリアプリを配布するところまで行きついていないから。
配布できないものは使えない。

Multi-DICOM Viewer

以前にも取り上げた。
バイナリを配布しているし、公証も取っている。
「匂わせ」ている人よりは何倍もマシなのだが、では、汎用的に使えるかというと・・・・んー。

それは、使ってみればわかる。

とにかく遅い。
あと、動作が不安定。

では、全く取り柄がないかというとそんなことはなくて、心カテの治療計画を意識した場合、大半の商用ソフトより機能は充実しているからだ。
後でも言及しますが、通常のビューアでは実装されていない機能が多く、これらの機能の大半は、「心カテを専門にする医師以外、使い道を同定すること自体が難しい」ものです。簡潔に言えば、「専門家以外、診断に使われているかどうかを判断すること自体が難しい」シロモノです。

中断

もうちょっと書きたかったのだが、変に取り上げられたので、この記事はここでオシマイ。

要は、「AI でソフトを制作することは容易になったが、公開・配布までできる人は限られている」ということが言いたかった。

バイブコーディングを全否定しているわけではないので念の為書いておきます。

DICOM Viewer 規制論

中断しようかと思っていたのだが、あまりにひどい「DICOM Viewer 規制論者」がいたので、その点にフォーカスして続きを書く。

「DICOM Viewer 規制論」というのは「DICOM Viewer は(画像)診断に使われる可能性もあるため、全てのビューアは薬機法の認証を取るべきだ」というあってもいいかもしれないが、現場の人間からはまるで支持されていない主張です。

実際、厚労省でもそのような議論はあるそうなのですが、「電子カルテの医療機器化」と同様、全く実現されていません。
日本だけでなく、世界レベルでそうです。
(そうなってたら、Horos や weasis など真っ先にネット上から姿を消さなければいけませんが、残念ながらそうなってません)
行政などは規制増やしたいでしょうから、定期でそれに近い匂わせをすることがありますが、その都度、関係者から静かに却下されています。

なんでそうなるかといえば、(細かい理由は省くが)医学的にその手の規制はメリットがほぼないから。
患者さんのメリットを犠牲にしてまで、規制を増やす必要はない。
さらには、行政(関連)機関が無数に産み出されるビューアをバージョンアップの度に(彼の意図を実現するなら)無償で審査することになり現実的には無理だからです。

で、「あまりにひどいDICOM Viewer 規制論者」ですが、具体的にはこういう投稿。

ほぼ実績のない零細ソフト会社代表(有村琢磨氏。ちなみに薬学部中退)をあたかも権威のように祭り上げるインフルエンサー気取り(河村伸哉氏。誰?)という構図のどうしようもない茶番感はそこはかとなく伝わると思う。
ところで、最近言われるようになったのは、この手の判断はそれ自体が医師法違反ではないか?という指摘。

「診断に使うかどうかは医師が決めること。それを無資格の者が判断すること自体が越権なのではないか」というロジックです。
Multi-DICOM Viewer が良い例でしょうか。
実際に診療に使われているかどうかの判断は医師の中でも専門家以外無理です。
なぜ、自分たちは判断できると思うのでしょうか?不思議です。

一見突飛のようにも思えますが、実際の「ダイコムビューア規制が頓挫した」事例ではこういった判断の方が多いため、取り上げてみました。

参考

『有村琢磨氏の言動が物議を醸している件』・・「DICOM Viewer 規制」は、地方自治体レベルで手を出した行政担当者はいるようなのですが、全例、失敗しています。
私も噂レベルでは聞いたことがあるのですが、その失敗の具体的な記録です。

『イルカは言葉を覚えたか?』・・dolphin 関係の中でも評価の高い記事ですが、追記でこのエピソードが登場してます。

 

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