小山哲央の件が出たので、ついでで松村哲理(医師。元町皮膚科院長 札幌)の件も。
この人も(なぜか小山ツィートと同じ 2019/3/19 に)おかしなツィートをしていた。
前後のツィートを切ってこれだけ取り出すとわかりにくいかもしれないが、彼が言いたいのは「ソースコード上の @author 表示を当方開発陣が本来の author から自分たちの名前に勝手に書き換えた。つまり
@author Junzo SATO を @author air-h-128k-il (例えばね)
に書き換えた」ということなのだと思う。
なんで、こういうこと言うかなあ。
もちろん、そんなことは一切していない。
OpenDolphin-2.7m にしても HorliX にしてもソースコードは GitHub 上に全公開している。
そんなに疑うなら、自分で調べればいいだけの話だ。
OpenDolphin に関しては、今まで README などにクレジットすらされていない author を当方が発見してその都度ブログや SNS などで情報発信すらしている。
中でも Junzo SATO (佐藤純三)氏に関しては、プロジェクト初期にはクレジットされているのにもかかわらず(下図参照。オリジナル魚拓はここ)、途中から、なぜか脱落していたため、ソースコード・機能の両面からその貢献度を調べ、かなり正確に(再)評価していると思う。
他にも funabashi 氏, Kushiro 氏, miura 氏などのコーダーの名前をソースコード上で発見・適宜報告している。
こういった方々の存在を隠蔽していたのは、むしろ、皆川和史・増田茂・松村哲理・・・といった面々だったのではないか?
確かにある時期までは(プログラムに関する著作権法的な意味で)何らかの著作権は有していたのかもしれないが、メドレー譲渡以降は保持していないのだから、今となっては、少なくとも「自分たちのみですべてを開発した」といった主張は訂正した方がいいのではないかと思う。
ところで、彼の OpenDolphin に関するブログを見るといまだに以下のような表現をしている。
オープンドルフィンラボが物理的には LSC 社内に置かれていたとしても、名義的にはメドレーが保有しているわけだから、いい加減、訂正したらどうかと思う。
頑ななまでにメドレーへの譲渡を認めないのは不自然すぎる。
また、彼はこういったツィートもしている。
HorliX のリポジトリを探査したが(horlix 固有のオリジナルな)コードがないと言いたいんだと思うが、これは当たり前の話で、彼が参照している先は horos ブランチ。14件のコミットは Fork 元の horos 由来のマージだ。
horlix が horos から分離独立するときに、ある程度の連携を両者で保つために、horlix のリポジトリのブランチの一つを horos と同じにすることを「オープン」に取り決めている。horlix ではこれが horos ブランチになっている。
この構成は、horos-horlix だけということはなく、Fork 元を上流ブランチとして設定するときにはかなり一般的に行われていることだ。
これが理解できていないということは
・Git ホスティングサイトを使った開発の経験がない
(Fork 元のない単独プロジェクトであってもプロジェクト内でブランチを切ることはしばしば行われるのだが?
今までどうやって開発してたんだろう?)
・この分野で慣例的に使われる英語が読めない
ことを強く示唆するもので、彼が書いたと称するコードの質と釣り合いが取れない。
以前から関係者の間では「松村哲理が開発したと称するコードの大半は他の業者の手によるものだ(業者開発コードを自分名義で発表している)」ということは噂話のレベルでは言われていた。
松村氏自身はそれほど開発者アピールをする人ではなかったので、私はこの手の話は耳にしても聞き流していた。だが、この手のツィートがあると、どうしてもこの噂話は本当だったと考えざるを得なくなってしまう。
現在の開発元のメドレーも松村氏の(著作権的な意味での)関与を認めていない以上、当方も今後はそのように取り扱うしかないであろう。
参考
・総合的な解説は『OpenDolphin -wikipedia風解説-』が詳しい。
・『ソースコード嫁』から類推するに、小林慎治・皆川和史・増田茂・・といった人たちは Java のソースコードをほとんど読めていないことがわかる。
・Twitter(X) アカウント @masudanaika は、実在の増田茂医師ではなく、関係の深い業者が管理していたのではないか?という推測が『@masudanaika による個人情報流出ツィート』でなされている。